シンガポールで青春時代を過ごした私は、郵便貯金局のバンに乗った男性を覚えています。彼はカギの形をしたロゴの付いたバンでやってきて、道端にバンを止め、お客さんが来るのを辛抱強く待っていました。毎週、私はその郵便貯金局の男性に1ドルか2ドルを預けていました。

 

貯金の習慣という知恵

あるとき、この話を友人にした時、年配の方は昔は様々な形やサイズの綺麗に装飾された貯金箱に小銭を貯めていたと教えてくれました。その貯金箱は、大きな粘土製の動物の形をしていて背中にお金を入れる口があり、その貯金箱がいっぱいになって壊して開けるまで、お金を取り出す方法はないそうです。割れた貯金箱の破片のなかから気を付けてコインを取り出すスリルと期待がいつもあり、その後は取り出したコインを数えて、銀行に預金するのだそうです。私はこの巧みな仕組みはその当時のChung Khiaw Bankが始めたものだと信じています。私たちの先輩の世代は、大変な労力をつかって、このような素晴らしい貯金する習慣を子供たちに身につけさせくれたのでした。

 

皮肉なことに、現代の親たちは全く反対のことをしています。良いものを子供たちに買い与えるために必死に働いているのですから。是非、貯金するというこの古い習慣を子供たちにも伝えるべきです。これは伝えていくべき素晴らしい知恵なのですから。子供たちにお金の価値と目的、お金をどうやって大切にすべきかを是非教えましょう。

 

小さな積み重ねが子供達に与えることの素晴らしさ

香港に住んでいた子供時代、私たちには持ち家がありませんでした。母は常にお金を心配していたので、幼いころから私はお金がとても大切だということを知っていましたし、貯金もそのころからしていて、動物の貯金箱をいっぱいにすることに情熱を注いでいました。私が10歳か11歳の頃、両親は麻雀をするために友人たちを招待していました。私は両親が勝つのがわかっていたので、常に彼らのそばにいて、チップをもらっていました。

私はお金では人は幸せにはなれないと知っていましたが、お金がなくても幸せにはなれないことも知っています。子供を授かったラリーと私は、子供たちの教育資金を貯金し始め、投資もしています。小銭は動物虐待防止協会や共同募金に寄付したりしています。この小さな積み重ねが子供達に与えることの素晴らしさを教えているのだと思います。

ある日スーパーマーケットに買物に行ったとき、私の娘のザラが少額ですがお金を払う役目を引き受けました。このように、子供たちには、お金は神聖なものというよりは、役に立つ道具なのだということを教えています。時期がきたら、子供達に貯金の仕方を教えるつもりです。

 

貯金は、お金を貯蓄し管理する最も根本的で簡単な方法です。ですがこの行為は非常に重要です。貯金があれば、借金をする必要はありません。私は最初の事業のKlisを貯金を使って始めました。貯金はあなたの夢を実現可能なものにしてくれるのです。