お店を閉じ、自己破産したことへの最大の後悔は、お金を容易に使えなくなってしまったことです。お金を融通する多様な道が、ONE.99shopを閉じたことで、絶たれてしまったのです。

「お金は重要ではない」、訳がない

お金のために働く必要はない、お金は重要ではないという起業家がたくさんいます。このような主張を聞くと、私は笑ってしまいます。起業家は、情熱や興味、雇用を創出する社会的責任からビジネスを行うのだと言う人もいます。嘘をつき、謙遜するのは止めましょう。私は、起業の究極的な目的はお金を儲けることであり、投資や事業を行う動機であると信じています。お金は大事なのです。生活上の欲求の多くを満たすことが出来るのです。2001年の旧正月に、20人の経営陣とスタッフに500ドルの入ったアンパオ(赤い祝儀袋)を配りました。儲かっていることをスタッフに示すことが出来て、私もいい気分になり、彼らを笑顔にすることができました。でもそれ以上に、私の頑張り、時間、責任を象徴するお金を気前よく分け与えたことで、受け取った人にも私の気持ちが伝わったのです。

化粧室で私は、クリーナーに50ドルのチップを渡したことがあります。ガソリンスタンドで、ガソリンを満タンにしてくれた人に1~2ドルのチップを支払うとどうなるでしょう。小さなことが、「違い」を生み出すのです。

 

お金の真の意味を理解できないのなら、あなたはお金にコントロールされる

では、なぜ人はお金が目的ではないと主張するのでしょう。それは、もしあなたが大金を持っていたら、2つのことが起こるからです。1つめは、お金をコントロールし、お金を使って素晴らしいことが出来る、2つめは、お金にコントロールされる。多くの人はこの2つを区別できません。あなたのお金は、良いことに使われていますか、それとも悪いことに使われていますか。私の友人で毎月の給料の半分以上を寄付する人達がいます。チャリティーに寄付したり、教会に寄付したりするのです。彼らは、お金が良いことに使われると分かっているし、彼らにとっては寄付できることが名誉なのです。

以前、私はインドネシアの友人に寄付する名誉に恵まれたことがあります。彼女のお嬢さんは大学に行く必要があったのですが、その資金がなかったのです。お金があると、いろんなことができます。この若いお嬢さんの人生に種をまくことで、彼女が同じことを他の人にする日が来るだろうというのが私の願いです。少しの投資で、若い人の可能性を広げ、よい影響を与えることが出来るのです。

勿論、お金の真の意味を理解できないのなら、お金があなたをコントロールし始めます。多くの人がお金に恋をし、よくないことに使うようになります。貧しい人から高い教育を受けた人までが、お金を稼ぐことに目がくらみ、大金をギャンブルに使ってしまうという話は巷に溢れています。お金の意味を理解していない人が多いのです。

 

お金を使って知識を増やし生活を向上させ世界を変えた

アンドリュー・カーネギーとジョン・ロックフェラーは、非常に裕福でした。カーネギーは、言います。「裕福な人の人生には2つの段階がある。1つ目は、富を得る段階、2つ目は、人々の生活を改善するためにその富を使う段階だ」。カーネギーは、学校やチャリティー財団を作ることを責務としていました。ロックフェラーもまたチャリティー財団を作り、お金を寄付し、シカゴ大学を作りました。彼の寄付は、教育や公衆衛生のために使われたのです。彼の功績は今日でも偉大です。晩年、彼は財産の半分を寄付しました。

二人とも、お金、しかも大金を持っていました。しかし、彼らはお金にコントロールされることはありませんでした。お金を使って知識を増やし生活を向上させ世界を変えたのです。今日私たちは依然としてその恩恵を受けています。

 

私が事業を始めたたった一つの目的

私は、たった一つの目的のために、事業を始めました。それは、両親によりよい生活をさせてあげることです。お金で偉大なことが出来ると知ることは、何をするにしても「今継続していることを継続し続ける」力になります。先に述べたとおり、お金は大事です。何をするのにも、世の中のためにお金で何かができることを誇りに思い、あなたの王国を作るモチベーションにしましょう。